2024年6月13日、福島地方裁判所で第2回の口頭弁論が開かれました。
晴天の福島地裁前には原告や支援者約100人が集まり、汚染水の海洋投棄を止めたいという強い思いのスピーチが続きました。
進行協議ののち、14時半に開廷。原告代理人弁護士からは第2準備書面の要旨陳述として、「ALPS処理の現状と処理汚染水に含まれる有害物質」のプレゼンが約10分ほど行われました。
一方、被告東電代理人弁護士の意見陳述は約40分にわたり、海洋放出行為は将来にわたって人の健康や漁業活動に影響を及ぼす危険はないなどと述べ、原告の権利を侵害していないと主張しました。
東電代理人はプレゼン画像を映すこともなく、資料ももらえない傍聴席には東電側の主張が非常に伝わりづらいもので、閉廷後の裁判報告会では河合弘之弁護士が、「東電は傍聴席に対し自らの主張を伝えようと思っていないし、伝わらない方がいいとさえ思っている」と批判しました。
海渡雄一弁護士は、「次回の口頭弁論期日はこちらが時間をたっぷりとって全面的に反論する。面白い裁判になるから必ず来てほしい。」と力強く述べました。
口頭弁論期日は、2024年10月1日14時15分開廷です。
福島地裁前行動
原告代理人意見陳述(事前録画)